薄い皮をめくる

洋楽、ジャズ、渋谷系、アニソンを好んで聴く学生の音楽レビューや日常を綴るブログ。

NHKの番組で話題になった秋田県のうどん自販機。(そしてセリオンについて)

当初は音楽メインで書くはずのこのブログで
二回連続食べ物レポを書くことになるとは....(汗)
でも、何も書かないよりは良いんです。
文章力の向上にもなりますし!(推敲もロクにしていないのになるのか?)


 そんな訳で先日、春休みで有り余った時間を利用して
2015年にNHKの番組、ドキュメント72で取り上げられ話題となった
秋田県秋田市土崎港の「道の駅セリオン」という所にある、うどん自販機に行ってみました。

f:id:jazzy_nasty_mizzy:20180318160339j:plain:w210

 セリオンという建物は秋田県で最も高い建物(タワー)で、
カップルや家族連れが
デートや買い物のついでに寄るパターンが多いそうです。
開業年が1994年。バブルが崩壊してしばらく経った頃でしょうか。
恐らく建造にかかった年月や土地の買収等の期間を考慮すると
バブル崩壊前には既にセリオンの開業への足取りは
大分進んでいたのかな、と思っています。
じゃないと不景気に、
それも地方都市でランドマークタワーを作ろうなんて考えられませんし (笑)

 どうやらこの施設、
開業からしばらくの間は
タワーの展望台へ上るのにお金を徴収していたそうです。
そう思うと東京で言うサンシャイン60みたいですね。
その後徐々に料金値下げをしていき、
1997年には料金を無料にしたそうです。
96年には経営が非常に悪化していたそうなので
バブル期にお膳立てしたものを
崩壊後にテーブルに出してしまった、タイミングの悪い
負の遺産と言ったところでしょうか。
しかし、思い切ってタワーの料金を無料にしたり
道の駅として商業施設の経営に力を入れるなどの努力もあって
今なお存続しているのでしょう。

って、本題から離れすぎでしょ!
↑(流石に自分でツッコミを入れる他なかったです)

という訳で、
早速本題へ。


f:id:jazzy_nasty_mizzy:20180318155852j:plain:w210

この画像の様に現在、あの自販機は
セリオンの施設内で稼働しています。
番組放送当時はセリオン近くの個人商店の敷地内で稼働していたのですが
店を経営していた方の高齢等が原因で2016年に店仕舞いしたのです。
当時の敷地は取り壊しになり、本来ならばこのうどん自販機も
役割を終えるはずでしたが、
番組で話題になったうどん自販機への存続希望の声が多く、
自販機の修理をしてからセリオンに設置したそうです。

コイン投入口にコインを入れてから
40秒ほど経過すると所定の位置からうどんが出てきます。


f:id:jazzy_nasty_mizzy:20180318160154j:plain:w300

黄金色のスープと柔らかそうな麺、
そしてお揚げと長ネギのスライス。
見た目は祭りの出店で食べられるような変哲の無いうどん。
麺やお揚げもスーパーで個別に販売していそうな位普通なのですが、
スープは甘辛めの昆布出汁で美味しいです。
秋田県人は甘辛を好むと言われていますが、ここも例には漏れないようで(笑)。 
スープは昔から自販機の管理人の手作りなのだそう。
スープの上の方が薄く、下の方が濃いので
最初にスープと麺をかき混ぜておくと味の濃さが安定します。
月並みな言い方ではありますが、素朴で田舎にある「その家独特」の
スープでした。


実はこの記事を書いたのは今年の三月中旬。
滅多に飲まない酒を少し多めに飲んで気分が高揚している時に書きました。
話の脱線が結構大胆で感心しましたよ。
下書きにずっと保存しておくのも勿体無いので、ここでこの記事を開放してみる事にしました。
人生は半年足らずでも少しずつ変化するもの。自分の将来に悩んでみたり、
大好きな山下達郎のライブに行けることになり喜んだり...
不安定な気持ちや自身の情勢の合間を縫って、一月に一回、半年に一回、
取り敢えず続けて長文で自身の心境や状況を吐露する機会は必要だと今まさに思っています。
そんな訳で、今回のアーカイブ解放兼ちょっとした日記をここで閉じます。